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英語ができるようになりたい、英語話したい、資格取りたい、海外旅行行きたい、という人のブログ。作者はTOEIC985&英検一級。Ankiヘビーユーザー

英検一級 2017年第2回 二次試験内容&結果

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英検一級 2次試験 受けました

まずは二次試験の内容をシェアします。
結果だけ知りたい方はスクロールどうぞ⭐️

英検一級 待ち時間

9:15集合。1時間に50名集められているっぽい。
わたしは後ろから数えた方が早かったかな。前の方に座っている人たちは年配の方が多く、後から来た人ほど若い人・ハーフ・外国人って感じでした。

面接部屋は8つほどあり、サクサク進みました。
よってめちゃくちゃ早く来る必要は無いなと思った。遠い昔の記憶だけど準一級や二級ではがんこ待たされた記憶があったので、ちょっと意外でした。
10:30には解放されてましたね。

英検 会話の内容

面接官は、金髪の外国人女性とグレーヘアの日本人女性。優しそー💕ラッキーだぞこれは、と思った。


わたし「Good morning⭐️(すごい笑顔)」


面接官👵🏻「座ってください」


この後、面接官が名前を名乗りわたしも名前を名乗りました。


👵🏻「まずあなたのことちょっと聞かせてくれますか?」


わたし「わたしは一歳の子供の母です。子供は●月に一歳になりました。

結婚を機に●●に住んで●年になります。いまは仕事はしていません」

How are you無いんだw と思った。
赤ちゃんがいるということで場の雰囲気一気に和むw


👩🏼「おめでとう!」


わたし「ありがとう」


👵🏻「すごい大変でしょ〜子育て」


わたし「はい、いつも追いかけ回してますw」


👵🏻「英語勉強の時間とか取れるの?」


わたし「はい、寝てる時とか

夜寝た後とか」←同じ意味じゃんw


👩🏼「英語の本を読めばいいじゃない」的なこと言った


👵🏻&わたし(聞き取れていない)
👵🏻が「アアン?」という顔で👩🏼の方を見たので言い直してくれたw


👩🏼「英語の本を読めばいいじゃない」的なこと言った


わたし「はいそうですね!(意味わかってないw)」



最初の会話は、Language exchangeの友達たちと何回も話したことがある内容そのままだったのでとてもやりやすかった。オンライン英会話では友達同士の話はできないから、Language exchangeやっててよかったと思う。緊張感も全然違うし。


👵🏻「じゃあこの紙見て」


わたし「はい」


👵🏻「この中から一つ選んで〜〜1分で〜〜」



この説明の間は1分に含まれないのでトピック選び放題!!


👵🏻「じゃあどうぞ」


全部未予習のトピックで死ぬ!!!と思ったけどその中で、「報道のクオリティは下がっているか」を選びました。25秒くらいで選んだので、35秒で2つの柱だけ頑張って考えました。

👵🏻「決めた?」


わたし「はい、3番の報道のクオリティは下がっているか、にします」

これをわざとゆっくり言い、その間に頭の中ではスピーチの内容を考えていました。


🎤以下スピーチ内容👄
わたしは報道のクオリティは下がっていると思う。昔は新聞やテレビが報道クオリティが高くたくさんの人がそれらを見ていましたがインターネットの出現によって報道のクオリティは下がっています。
今は大量のニュースサイトがあって、その中にはクオリティの低いものがたくさんある。今はみんながスマホを持ってるからそういうサイトには簡単にアクセスできる。実際にわたしはブログを書いて小金を稼いでいるのですが(w)、なにか物を書くときにネット記事を調べることがあるのだけれど信頼性の低い記事が非常に多い。
さらに問題はわたしたちにもある。わたしたちは賢くなければいけない。情報社会に生きる私たちにとって信頼できる情報を選ぶことはとても難しいのである。(2分経過)

タイマー⏰「ピピピピピ」


このような理由によりわたしは報道のクオリティは下がっていると思う。(結論これだけw)


2番目のやつ理由になってないしめちゃめちゃだ・・・
冷静に振り返るとかなりめちゃめちゃだしパラフレージングゼロ。最初から最後まで全部同じ単語(問題文に書いてある単語)ばかりを並べてしどろもどろ。言い直した文章もいくつかある。一応止まらなかったし2分話し続けることはできた。でも途中で「実際わたしはブログ書いてて〜」とかさ。友達じゃねーんだから!これスピーチよ?なにやってんのオバサンと自分ながらに思ったよ。英語で再現したかったけど無理。何言ったか覚えてないし内容もクソすぎて。。

ちなみにわたしのところから日本人の面接官の手元が見えた。スピーチの後、サッと採点してるみたいだった。目が良ければ見えると思う。怖くて見なかったけどw


英検一級 二次試験 Q&A

Q&Aの内容シェアしていきます。
👵🏻ネットニュースはクオリティが低いと言ったわよね。新聞やニュースのクオリティは下がっていると思う?
→そう思わない。新聞社のライターはたいてい厳しい面接を経てジャーナリストになっている。テレビも同じ。

👵🏻情報を得るにはスマホニュースで事足りると思うがどう思うか
→理解はできる。スマホニュースは無料だから。わたしは新聞をサブ、サブ、 oh my got I forget the word, well, I pay for newespaper every month, でもそれを後悔したことはない。新聞が一番信頼できる情報源だと思う。
(このあと、日本人面接官がSo, you subscribe newspaperみたいな助け舟出してくれました🚢涙)

👵🏻👩🏼(どっちか忘れた)新聞が良質だと思うのはなぜ(質問忘れたけどこんな感じ)
→新聞の方がもっと細かく経済に関する記事とか社会問題について情報が載っている。スマホメディアのトップニュースはいつもエンタメネタ、例えばセレブの不倫とかそういうのが多いから
(ちょいウケ)

👵🏻トランプがフェイクニュースと言ってますよね、どう思う?
フェイクニュースと呼ばれるものは、わたしの意見だけど、たいていアマチュア記者が書いていると思う。

👵🏻良質な記事を見つける方法はあるのか
→正直、無いと思う。だからわたしたちは賢くなければいけない。自分でどれが信頼できるのか選ぶ賢さが必要。
↑ちょっと支離滅裂w

👩🏼高校の授業でメディア学習は必要か
→必要だと思う。最近9人シリアルキラーに殺された。


👩🏼「Really?」


👵🏻「Yup」


わたし「そうなの。被害者たちは全員ツイッターで犯人に出会ってる。しかもほとんどが女子高生。これはメディア教育の欠如が原因だと思うから、高校で教育が必要だと思う。」


👩🏼「Oh〜」


👵🏻「Yeah」



もうだんだん友達同士の世間話っぽくなってるw


タイマー⏰「ピピピピピ」


👵🏻「はいこれで今日は終わりですよ。Nice to see you!(すごい笑顔)」


わたし「これで終わりか!オーマイガー!!Thank you so much!」


👩🏼「It's very nice to see you(すごい笑顔)」


わたし「Nice to meet you too!」


👩🏼「Have a nice day!」


わたし「Thank you! Yoo too!」


面接官の発音は2人ともとても聞き取りやすく、冒頭以外で聞き取れなかったり意味がわからない点は1度も無く、聞き返すことは無かった。日本人の面接官は発音は滑らかではなかったように思う。自分の方が発音は勝っている、と感じた。


<参考>使った中上級単語やフレーズ
advent, deteriorate, unreliable, as well, illicit affair, have been killed, In my opinion, unprofessional, definitely, honestly, victims, the criminal
すくな!!!あとはほぼ中学で習うような単語や文法のオンパレードだったと思う。

終わった後の感想

やった!受かった!!絶対受かったよこれ!
だってスピーチめちゃめちゃだったけど一応話し続けられたし?Q&Aもめっちゃいい感じだったし!
最後時事ネタとか絡めちゃったしさ。てか座間のところなんか準備してきた内容がっつり話せたし。
最後とかすごい笑顔だったしさ。ヒャッハー!!解放されたどー!!!

てかめちゃ笑顔で2人とも「Nice to see you」言ってくれたじゃん?落ちた人にそれ言う?だから受かった!!!

終わってしばらくしたら・・

あれ・・?なんであんなに受かった自信あったんだっけ・・?スピーチボロボロだったやん・・パラフレージングゼロだし。文法もおそらくめちゃめちゃだった。そしてQ&Aなんかサクサク進んだけど一つ一つの答えが薄っぺらすぎたかな。もっと語るべきだったのかな。でも語る内容とか無かったし。そういえば就活の面接でも面接官が優しいときって大体落ちてんじゃん。あれ・・・?落ち・・た・・・?


それからは悶々とした日々が続きました。

結果

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思った以上に高得点!!やっばー。サイコーにうれしー。
素点は全項目9点で36/40点でした。
ってなわけで晴れて合格しましたっ!!!


最後に、この記事を読んでくださったあなたが今すぐに英検に申し込みたくなる話をシェアします。

英検一級を目指すメリットというもの

TOEICで900点取るまでずっと避けて来た英検一級。
雲の上の上の資格だと思っていました。

今回、絶対に無理だと思っていた英検合格に向かうにあたって本当に様々なものを得たのでシェアします。
もちろんTOEICもサイコーの試験だし大好きなのですが、英検に向けた学習をすることでTOEICでは得られないものがたくさんあることが分かりました。

特にTOEICで800後半〜900前半でなかなか上がらないと感じている人がブレイクスルーを感じるには英検はピッタリではないかと思うのです。

前置き長くなりましたが英検で得られるものまとめました↓

1. 圧倒的な語彙力

わたしはTOEIC900点を取るに当たって単語は勉強していません。実は感覚でなんとなく解いちゃうタイプで留学をしていた2009年以降単語が増えていない自覚がありました。
英検の勉強始める前の語彙力は1万はおろか二級の語彙問題でも自信ない単語があるレベルでした。(あれっ?revolveってなんだっけ?何回も見たことあるけど・・分からんw みたいな感じ)

そこで、3ヶ月かけてパス単一級をまるっと覚えました。

だって、これさえ覚えれば語彙問題で8〜9割取れるからね。こんなに語彙問題の比重が高くなきゃ単語帳一冊仕上げようなんてモチベーション絶対上がらないと思うんです。それが英検の良いところだと思う。語彙強化を強いられるというところ。

実際、単語をがっつり覚えてから簡単に読める読み物は増えたし、ニュースで何言ってるかわからないってことが減りました。あーグジャグジャ言ってるように聞こえてたけど「indiscretion」って言ってたのね。それこないだパス単で見たわー的な。一言で言うとサイコーということ。

2. 英語で文章を書くハードルが下がった

結果としてライティングの点数は全然高くなかったんですが、英検2ヶ月前ほどから2日に1回はエッセイを書くようにしていました。それで英語を書くということに対するハードルがすごく下がったんです。
英検を受ける頃には「だいたい思ったことは書ける」って感じになってました。

3. 正しくて長い文章の英語を話せるようになるということ

スピーキングの向上。これが一番大きかったかもしれない。
海外旅行できる、外国人となんとなく盛り上がれる、っていうレベルまで行くのは簡単だと思うんですよね。実際にわたしは、英語で意思疎通はできても長い文章を滑らかに発語したりこみ入った話題を説明したりっていうのができなかったと思います。

なんとかしたいのだけれどそこからブレイクスルーができない。外国人の友達と話していてもいつも同じ構文ばかり使っている。スピーキングに対して行き詰まりを感じていた。しかしどのようなアプローチをすれば良いのか分かりませんでした。

しかし今回、面接に向けて下記の本を中心に勉強をして、スピーキングが伸びたと実感しました。

まず使えるアイテムががっつり増えた。
「This suggest that」とか「It will lead to」とか、スピーチの練習を何回もしていたら便利な表現はどんどんストックになっていくし、どんどん難しい内容を適切に説明することができるようになってくる。これは嬉しいです。

あと「安楽死= Euthanasia」とか、単語帳とにらめっこしてるだけなら「こんな単語絶対使わねーよクソが」と思うような単語も、スピーチの練習をしてたら勝手に覚えてしまった。なぜならスピーチの内容は常にsocial issuesだからね。「パワー均衡」はなんて言うんだろう?「監視カメラ」は?てな感じで社会性の高い新しい単語を能動的に覚えることにつながりました。こんな風に自分のスピーチを完成させるために覚えた単語や表現は絶対に忘れることがない。

この学習を通じて、スピーキングって外国人と話すだけで上達するってもんじゃないんだと気がつきました。1人で地道にする努力もスピーキング向上に繋がるんだ、それを知ることができたことも大きかったです。まさにブレイクスルー。

スピーキングを1人で練習するのは辛くて苦しいです。だからこそ、「絶対受かりたい」という気持ちがうまくモチベーションとして働くのだと思います。英検が終わった今らこの勉強を続けられるかは正直わからない。だから英検一級スゲー。

4. 自信がついた!

わたしは、TOEICの点数は高いのに自分の英語力に自信がないタイプのヤツでした。

発音も自信無い、喋りも自信ない、まぐれでトイック900、瞬間風速。自分のことそんな風に評価していました。

だけど英検一級の勉強をするにあたってブレイクスルーの瞬間を何度も何度も味わいました。おそらく受かったことではなくて一級受かるために努力した途中に何回か味わった「壁を超えた感覚」が重要で、それが自信に繋がってくるのだと感じています。今回は最終的に合格もすることができたので、さらにその肩書きが自信に繋がると思います。

もちろん一級ホルダーの皆さんが言うようにあくまで通過点というのはとてもうなずけて、英検に挑むにあたって課題もたくさん見えてきたのも良かったです。今まで見えていなかった景色が開けてきた、という言い方がピッタリかもしれない。まだまだ知らない単語死ぬほどあるしいまだに読解は苦手⭐️ネイティブと話しててもよく聞き返したりスルー(聞き取れてないのにしったかw)してます。まあ日本語でもしてるけど。。

こうしてまとめると英検の利点というのはやっぱりライティング、スピーキングがある点が大きいのかな。あとはTOEICと違って受かるか落ちるかなので、「絶対に落ちたくない」というのか強いモチベーションになったかと思います。

どうですか?英検申し込みたくなりませんでしたか?英語力の伸びに限界を感じてる人は絶対に受けた方がいいです!!

終わりに

語っちゃったー!!ヒャッハー!!!英検一級には思うところが色々あるので、またいくつか記事をシェアしていくつもりです。ひとつ言えることは、英検一級はTOEIC900前後の実力がある人なら子育てで忙しい人でも3ヶ月で取得可能な資格だということです。わたし割と要領悪い方だから。またどんな勉強したかとかUPしますねん。お楽しみにー!