ねこんの英語ブログ | TOEIC・英検・Anki・海外旅行・マルタ留学

英語ができるようになりたい、英語話したい、資格取りたい、海外旅行行きたい、という人のブログ。作者はTOEIC985&英検一級。Ankiヘビーユーザー

子供に英語を教えることの是非について

f:id:ryugaku_summer:20180201224150j:plainはじめに、この記事は0〜5歳の就学前の子を指して「子ども」と呼ぶことにします。

自分が子供を産んでから、いや妊娠中から「子どもに英語を教えることについて」はかなり悩んできました。

それから色々な本や研究結果などを見て、また自分の経験から自分の中で結論が出始めたので記事に起こすことにしました。
あ、あとバイリンガールのちかさんのおめでたのニュースを知ったのもこの記事を書くきっかけかな?

前置きはさておき、本文へ↓

まず、子どもに英語を教えることについて賛成か

わたしは賛成です!
ただし、「教える」というより「触れさせる」という方がわたしの意見に近いと思います。

多くの人が「英語は本気になれば大人になってからでも喋れるようになる」と言います。それは多分その通りです。わたしも21歳から本気で勉強をはじめて今そこそこ話せるレベルだと思っているし、大人になってから英語をはじめてわたしよりずっとペラペラでネイティブに近い人もたくさんいると思います。

センター試験で良い点数が取れる、良い大学に入るための英語を身に付けたいたらそれこそ義務教育の英語が始まってから皆と一緒に始めるので十分。結局地頭が良い人は小さい頃から英語をはじめた人たちをどんどん抜かして行きます。

ならなぜ早くから英語を始める必要があるのか、それは発音だと思います。

わたしを含め、英語をガチで勉強している人たちはもう気づいてると思います。「ただ」外国人の真似をすれば上手に英語が発音できるわけではない、ということを。

きれいな発音ができるようになるためには、口の形や喉の使い方を体で覚えなくてはいけません。正しい口や喉の形を保ったまま息を吐く行為というのは、今まで日本語の発声しかしたことのない人には多分かなり難しいんじゃないかと思います。体得するためにはかなり練習しなければいけない。スポーツに似ていると思います。

例えば、テニスを始めたばかりの人。正しいフォームは知っているし本にも書いてあるから理論上は打てるのに打てないですよね。

それはなぜか、練習していないから。頭のイメージに体や筋肉がついていってないのです。

それに似ていると思います。


英語が上手な人が死ぬほど音読をしているのは、テニスや野球が上手な人がが死ぬほど素振りをして上手くいかない部分を分析して追加の筋トレとかしてるのと同じだと思うのです。

これは、大変な作業です。
理論と体を合わせる活動。

英語には日本語にはない音がたくさんありますから、それを一つ一つ体得して行く必要がありますが練習無しにはほぼ不可能なんです。

ちょっと話がそれますがアラビア語の「خ」という音があります。これは軟口蓋摩擦音といって喉ちんこをガラガラ言わせて出す音でゲロ吐くときの喉の状態にも似てる音です←説明下手かw)。留学中、アラビア人の友人の名前にこの音が含まれていて、当初わたしを含む日本人は全員発音できませんでした。 が、当時飲み会で吐きまくっていたわたしはこの音を割とすぐ習得できました。一生懸命友達に説明したけど友達は結局発音できず。その約7年後に今度はヨーロッパでオランダ人の友達ができてオランダ語にもこの音があることを知りました。わたしはアラビア人に教えてもらっていたからすぐにこの音を出せたましたが日本人の友達は出せませんでした。

・・何が言いたいかというと、一度体得した音は忘れない!ということね。

さて話を本筋に戻しましょう!


このように、大人が外国語を学ぶとき、日本語にない音を体得する作業はとても大変です。もちろんその人の普段の喉の使い方によって体得が難しい音簡単な音あると思いますし、アナウンサーをしていたわたしの母は英語の発音が最初から結構良いです。(もちろん完璧ではありません)。本当か嘘かは知りませんが美空ひばりさんは英語が全然話せなくても英語の歌を歌わせたら発音が素晴らしかったそうですよね。

大人になってから体得するのが大変な発音・・しかし、子どもは聞いただけで全く同じように発音します。
「ただ」聞いただけで全く同じように発音ができているのです。

これはママ友の子どもを見ていて驚いたことなのですが。英会話カフェに3,4歳の子どもを連れてきてる人がいて、ネイティブの先生が発した単語をリピートしている様を見ると、発音完璧なんですよね。。たまげました。

子どもの脳って天才なんですね。聞いたものをそのまま発することができる。理論とか無しに感覚的に。

そこでわたしは結論づけました。


もし単語やら文法やらはすべて忘れたとしても、発音が残るなら早期英語教育をした方が良い、と。

よく、インターの幼稚園行ってる子が日本語オンリーの小学校に入って英語を全て忘れちゃいましたー⭐︎とかいう話がありますよね。

それでも良いと思います、発音が残れば。

単語や文法は中高でいくらでもカバーできるし。

でも発音だけは後からカバーできない!!!!

発音の勉強をめちゃめちゃしてるわたし、3歳の日本人に負けてますから。

てなわけで自分の子供には早期からたくさん英語に触れさせる予定でーす。


以下、聞かれそうな疑問に先に答えていきます。

早期から外国語教育をすると母語がおろそかになるのでは

わたしもそれは懸念しています。自分の子供はまだ小さいし検証できないからね。

でも、メキシコ国境近くに住んでるアメリカ人はほぼスペイン語が話せるという事実や、シンガポール人インド人オランダ人スウェーデン人etc のほとんどが英語を話せることはどう説明するの?日本人だけ外国語に触れたらバカになるの?wっていうのは疑問なので、母語おろそか説はあまり信用していません。

英語の発音が完璧じゃない親が英語教えても正しい発音は身につかないのでは?

これはなんかの雑誌で立ち読みしたのですが、イェール大学の言語学の研究で「子どもの脳はよくできていて、音声を聞いてそれがネイティブかどうか聞き分けて取捨選択する能力がある」そうです。

つまりわたしが「アッポー」と言っていたとしても、Youtubeアメリカ人が「Apple🍎」と言っていたらそっちを信頼してくれるということ。

すごい都合の良い話ですが、まぁイエール大学の教授が言うならそうか、と信用することにします(最後適当か)

その教授は、「だから子供の頃から第二外国語にはどんどん触れさせるべきだ!」と言っています。

まあこんな感じで考えています。

では!

↑この本はケチなわたしが唯一買った英語育児の本。著者のタエさん、かなり涙ぐましい努力をしています。