お風呂事情は各国により違う
海外のホテルに泊まって「バスタブがない!」と驚いた経験はありませんか?実はお風呂にお湯をためてゆっくり湯船に毎日・・というのが世界では常識ではなかったりします。今回はわたしが驚いた外国人のお風呂事情についてシェアしますね。それでは、行ってみよー!!
19歳 ニュージーランド人の例
わたしがまだ学生でニュージーランドにホームステイしてたときのこと。家にはバスルームが2つある立派な家で、そのバスルームのうちの1つをホストシスターたちと共同で使っていました。
バスルームには半畳くらいのシャワーブースと洗面台とバスタブ。外国人はお風呂に入らないと思っていたので初めてこの家に来てバスタブを見たときはとても嬉しかったことを覚えています。
その時にこんな話をしました。
わたし「わああ
バスタブあるー!!」
ホストマザー「あ、うん(少しの間)
・・いつでも使っていいからね!」
わたし「うん^_^」
ホストマザー「この家に住んで10年になるけどまだ一回もバスタブ使ってないから分からないけどちゃんと使えるはずよ★」
わたし「え」
それ
使いにくいわ
てな訳で使いませんでした★
バスタブあるのに使わないってなんやねん・・。プリティウーマンでもジュリアロバーツがバスタブ喜んで入ってたやん・・。
文化の違いを感じた瞬間でした。
また、ホストシスター(当時19歳)がシャワーを頻繁に浴びていることが気になりました。
朝起きてすぐ、モーニングランのあと、家帰って来てから、寝る前
みたいな。多いときは1日4回浴びていました。
いやいやいや、4回とか多すぎるだろw
自分がバスルームを使いたい時にシスターが使っていて使えないこともしばしば。キツかったです。
ニュージーランド人はたくさんシャワーを浴びるんだなぁ。
これも文化の違いとしてしっかり受け止めたわたしなのでした。
17歳 ニュージーランド人の例
これは、我が家にホームステイに訪れた女の子のお話。
NZだからNちゃんとしよう。
上述したホストシスターの例から、わたしは
ニュージーランド人はいっぱいシャワーを浴びる!!!
と勝手に思っていましたので、初日にバスルームの紹介をしたついでに聞くことにしました。
*会話は英語
「シャワーは好きな時に何回でも使っていいからね!
わたしがホームステイしてたときのホストシスターは1日に4回浴びてたから、ニュージーランド人はシャワーたくさん使うって分かってるから★(ドヤァ
Nちゃんは1日何回くらい浴びるの?」
Nちゃん「えーと・・
週に2回」
わたし「えっっっっ
twice a week?」
Nちゃん「はい」
わたし「シャワーだよ?
Twice a week?(確認)」
Nちゃん「はい」
ええええええええええ?!?!?
別に汚い〜とか思うわけでなく、1日4回とのギャップがすごすぎて空いた口ふさがらず。
「きっとたくさんシャワー浴びるだろうから時間とかバッティングしないように気をつけなきゃ」
「タオルは何回洗えばよいだろう?!」
とか色々考えていただけに拍子抜け。(でもこっちの仕事は楽になるし逆にラッキー)
実際に彼女は1週間滞在しましたが本当に2回しかシャワーを浴びませんでした。
この話をオーストラリア人(女性)の友達にしてみた。
オーストラリア在住オーストラリア人の例
*会話は日本語
わたし「わたしがホームステイしてたとき、ホストシスターが1日4回シャワー浴びてたんだけど」
オーストラリア人「Whaaaaat?!?!(すごい目を見開いていた)
どういうことですか?!?!?」
わたし「朝2回、夕方、夜、みたいな」
オーストラリア人「それは、ちょっと変!!!!
とても変ですね!!!」
*ここから英語
わたし「えっそうなの?!
普通だと思ってた
だからわたしはニュージーランド人はいっぴいシャワー浴びるって思ってたの。それで、今回ホームステイ来た子にその話をして、あなたは1日に何回シャワーを浴びますか?って聞いたの。そしたら
週に2回」
オーストラリア在住「Whaaaaaaaaaaaaaaat?!?!
なにその人たち?!?!?!?!?」
わたし「ちょっと確認させて
1日に4回は変ですよね」
オーストラリア人「変」
わたし「週に2回は?」
オーストラリア人「変」
わたし「ですよね・・・」
オーストラリア人「たいていは1日1回じゃない?!?!」
わたし「日本人はそうだけど・・」
オーストラリア人「いや、オーストラリア人もニュージーランド人もそうだよ!!笑
てか週に2回とか汚くないの?!臭くなかった?」
わたし「全然。むしろいい匂い笑
だから全然問題はなかったけどね
でもさ、オーストラリア人も髪の毛は毎日洗わないでしょ?ヨーロッパの人とかそうだったもん。日本人は毎日洗うんだよ。何日に一回髪洗ってる?
オーストラリア人「2〜3日に1回かな〜。
髪は洗いすぎると痛むって言われてるから。」
わたし「日本人は毎日洗わないとすぐ臭くなるからね。多分髪質が違うんだろうね。」
結論
今回は、「異様にシャワーの回数が多い人」「少ない人」の2例にぶち当たって驚いた話でしたが、この経験を通して「ニュージーランド人だからシャワーをたくさん浴びるはずだ」とかは偏見だということに気づいたんですよね。
たまたまホストシスターがそうだっただけでわたしはニュージーランド人全員がシャワーをたくさん浴びるんだ、と10年以上決めつけて考えていたわけです。それって怖いことだな〜って。
これがシャワーとか大したことのない内容だったから良かったけど、もっとキワドイ内容だったとしたら・・。例えば、そのホストシスターはある国のことをすごく嫌っていたんだけど
「ニュージーランド人はみんなその国が嫌いなんだ」と決めつけるのは危ない、ということですね。
これって、日本で生きていても同じことが言えるんじゃないかな。例えば、ある過激な記者が書いた1つの記事でモノの見方が変わってしまったり固定されたりする。特に海外のことは情報が少ないから、裏付けのないままに適当な記事を信じて他の国を異常に嫌ったり、みたいなことは日常的に溢れている気がします。
このブログだって偏った情報を発信している1つになる可能性があり得るわけですよね。
そうならないように、もちろん情報を受け取る側にも賢さが必要なんたけれど、発信する我々もなるべく誤解のないように、裏付けた情報を発信したいものです。自信がないものは自信がないはっきり言える勇気も必要ですね。(ちなみにこんな話を英検一級のスピーチでしました→英検一級で話した内容はこちら
なんか変な着地になりましたが今日はここまで!楽しんでもらえたら幸いです。
ホームステイ受け入れ奮闘記はぼちぼち更新していく予定です!お楽しみに〜〜。