ねこんの英語ブログ | TOEIC・英検・Anki・海外旅行・マルタ留学

英語ができるようになりたい、英語話したい、資格取りたい、海外旅行行きたい、という人のブログ。作者はTOEIC985&英検一級。Ankiヘビーユーザー

Anki使って1年半弱で英単語を10,000語覚えたぜ〜ヒッヒッヒ その話聞いてーという自分語り記事です

f:id:ryugaku_summer:20210125104424p:plain

Ankiはじめてもうすぐ1年半だよ!

2月末でAnki歴1年半となります!(拍手)
f:id:ryugaku_summer:20210125222517j:plain
1/25時点でAnkiで学習している単語の中の「熟知」が10,000語を超えました!ただこの中には被っている単語などもあるので感覚的には増えた語彙は多く見積もって8,000語くらいかなと思います(つまりタイトルは釣り)。ちなみに総語彙数は英検合格時(2017/10)には一旦10,000語くらいあったと思いますがその後努力を怠った結果ほぼ忘れてしまい、Anki開始当時(2019/8/25)は8〜9,000語くらいからのスタートでした。

Anki開始半年の経過は過去記事で書きました↓
<参考>Ankiはじめて半年で2000語増えたよ!
このときは何も分からずただただAnkiをめくっていたのですが、その時から今までで分かってきたことや気づいたことも増えたので何記事かに分けて色々書いていきたいと思います。この記事は導入のため自分語りで終わる可能性もあるのでご注意ください(笑)

ちなみに、Ankiを初めて一番キツかったのは半年が終わる頃だった気がします(理由は後述)。Twitterの英語友達の方々に「毎日Ankiできてすごい!努力されてるんですね」と言ってもらえるのですが実は現在は全然努力して覚えてる感じが無いです。特別な努力をせず単語がすごい増えた感じなのですごいお得感ありますよね・・。

参考までに、Ankiを始める前の単語力(Weblio診断)
f:id:ryugaku_summer:20210110021348j:plain
2019年8月末に実施

Weblio診断は実際の単語数よりは少し多めに出るんじゃ無いかな。それで平均8,000-9,000語なので実際は7,000語くらいのスタートだったのかも(少)。英検1級の前に覚えないといけない単語(いわゆる準一級程度)がボロボロ抜けてたと思うし。すごく頑張って高得点を絞り出せた時で10,000-12,000語という感じ。

それがAnkiを初めて3ヶ月〜半年後には12,000語前後をコンスタントにとれるようになりました。

そして1年半後(現在)がこんな感じ
f:id:ryugaku_summer:20210111011435j:plain
調子よいと20,000語に届く。調子が悪いと12,000-15,000。平均するとその間くらい(15,000-19,000)。
こんな感じなので、語彙レベルは8,000〜9,000⇨16,000〜17,000(+8,000語)くらいにレベルアップしているのかな・・。

改めて考えても1年半で8,000語ってとんでもないですよね。
でも真面目に1日20語覚えていくと1年半で10,950語の新着単語に出会えるはずなので、決して無理な話ではないんですね。今単語数が10,000語に満たない人でも3年続けさえすれば成人したネイティブの語彙数(2〜30,000)に届いてしまうということなのでそりゃもう感動ものですよね(迫真)

回しているデッキはどんなもの?

これまでに回した単語帳は5冊あり、全て今も継続して学習しています。
f:id:ryugaku_summer:20210125222149j:plain

ちなみに、元から知っていた単語や和製英語になっていて初見ですぐに意味がわかる単語(例: tortilla トルティーヤとか)は見つけた瞬間に保留に入れているので、↑の数は既に知っていたものを引いた、純粋にAnkiによって熟知となった単語の数を出しています。(参考までに・・パス単準1級ですと459個保留に入っていて、それは元から知っていて初見で楽々答えられた単語ということになり、熟知の数には含まれていません)
*初期設定では何回も間違える単語が勝手に「保留」に分類されてしまう設定となっていますが、苦手なものが二度とでてこなくなるのは困るので私はその設定を解除してしまい、代わりに「もう知ってるから二度と出てこなくて良い」ものを保留に分類しています。

また①、②⑤、③④の単語帳はそれぞれ違うところから出版されているものなので被っている単語があります。全部のデータを調べたところ1,600語以上*重複があり、また熟知と未熟を行ったり来たりしている単語もあるのでそれらを合わせて2,000語ほどあるであろうと考えてもやはり語彙が8,000語程度増えたと考えていいのかな、と思います。(品詞が違うだけ、とかもいっぱいあるけどね)
*今使っているデッキをcsv形式で書き出して重複データの数を調べましたが、私は多義語や品詞が色々ある単語の場合frontフィールドに「storm 動詞の方を答えろ」などと単語以外のメモを残している場合があるので(量は多くありませんが)、正確な重複数を調べることができませんでした。どうでも良いと思いますが一応補足

また来年の正月までに毎日Ankiを回していけばあと365日×20語=7,300語覚えられるということなので素晴らしいですし、夢がありますよね。20,000語過ぎたら辞めてもいいかなとかも思うけど、今は毎日新しい単語を覚えないと気持ち悪い感じがするので、そう思ううちはやり続けるのかもしれません。

Ankiにかかる時間はどのくらい?

毎日欠かさず回しているのが先ほども紹介した以下5つのデッキ↓

①究極の英単語vol.4
②極限の英単語
③パス単一級
④パス単準一級
⑤極限の英単語

*Anki学習を始めた順に記載

実は①〜⑤までやって全部で30分くらいです。というのも、①〜④は長く学習しているため熟知が増えてきており毎日の宿題が20〜40語くらいでそれぞれ2〜5分ほどしかかかりません。負荷があるのは⑤だけなので、朝ちょこっとやってしまえば終わってしまいます。

ただ、私の場合朝を逃すとどんどんAnkiのハードルが上がってしまう傾向にあります。記憶の整理されている朝はAnkiでも正解しやすくサクサク進みますが、昼や夜にするとどうも理解が進まずダラダラとしてしまうので朝にできる様に努めています。翌日が仕事などで忙しくなりそうだ、というときはどんなに遅くなってもその日の夜(深夜になることも)に翌日分の先取り学習をすることにしています。(カスタム学習から設定できます!)その際、一番手のかかりそうな⑤だけ先取り学習をしておき①〜④は次の日の空いている時間にやる、ということが多いかな。

どんな風に単語帳を増やしていったか

以下が5つのAnkiを回してきたスケジュールです。
f:id:ryugaku_summer:20210115003446p:plain
⭐️マークは新規が終わったタイミング。①②は3,000語を20語/日で進めていたので半年ほどで新規は終わり、あとはひたすら復習をしています。③④は生き急いだので新規は1か月くらいで終わっています。現在は新規で覚えているものは⑤の単語帳のみです。


【Ankiスタート時】
まずは①究極の英単語vol.4を開始。新規は初期設定のままで20語/日。最初はAnkiが楽しくて楽しくて「えっもう終わり?もっとしたい!」って感じだったのですが①の新規が終わる頃にはかなり復習の量も増えてヒイヒイでした。①の新規が終わった時点でまだ復習をしないと、と思ったので1ヶ月くらい新規なしで①を継続、でも新規が無いと寂しいなぁ、ということで②極限の英単語1も開始しました。新規がないと、自分が進化できていない感じがして気持ち悪かったんですよね。これも新規は20語/日。

【第一次 Ankiしんどい期】
①は新規が終わっても全然学習量が減らない、②も難しい、詰んだとなる。①の復習も250近くあるのに②もどんどん増えてきて。しかも②の単語帳になるといきなり「え・・こんなん覚える必要ありますかね・・?」という単語が増えてきてパニックになることも。(そういう時の対処法は別記事で書く予定)キツいな〜と思いながらもなんとか続けました。

【mikan併用期】
↑が落ち着いてきた頃、英検一級受験時に愛用していたmikanパス単一級アプリを併用しはじめました。併用していたというよりは、たまにmikan開いてフラッシュカードめくってみる、みたいな。そこで、英検一級の単語をめっちゃくちゃ忘れていることに気づきます。

mikanを併用し始めたノリとしては「Ankiでかなり単語増えたから今パス単一級のアプリとかやったら余裕なんだろーなー☆ケッケッケ🐸」という気持ちだったのに、気持ち悪いくらい全然わからなくて今時の言葉で言うと「ぴえん🥺」となりました。英検一級の時全部覚えたつもりだったのに・・ブログに全部完璧に覚えた(ドヤァとか書いちゃったのに・・ひえええ となり絶望的な気持ちに。

それで思い立ってパス単一級のデッキを自作して学習を始めることにしました(2020/4/16〜)。

【頭おかしい期】
①究極vol.4, ②極限1に加えて③パス単一級の学習を開始したことにより、完全に頭おかしい期に突入しました(今時の言葉で言うと「あたおか」ですね)。

パス単に関してはまず「母国語レベルで完全に理解していて二度と間違えない自信がある単語は保留に入れて二度と出てこないようにし、知らないものだけを残す」という作業をしたかったので新規を無限に出てくるように設定して毎日できるところまで、を目標にハイペースで進めていました。これがめっっっちゃキツかったです。なぜそんなことをしたのかと言うと、どこか頭の中で「パス単一級はもう既に覚えたものだからほとんど知っているはず、ハイスピードで進めることができるだろう」みたいなことを思ったからだと思います。ところが結局のところ全然保留にいれられなかった(一級の保留語64語という脅威的な少なさw)のでほぼ「分からない」に分類され、3日後には復習が1,000超えたりとかしてました(控えめに言って地獄)。子供が早く寝た日なんかは英検1級のデッキだけで3,810枚カードをめくった夜もあります(←一級の収録数越えてるw)。
完全に頭おかしいし、夜中に帰ってきた旦那にドン引きされました。なんかもう意地のような感じでしょうか。別にそんなことせずにゆっくり進めたらよかったのにねw Ankiユーザーの中にも「まずは一気に新規を終わらす」タイプの方がいらっしゃることを存じ上げておりますが、半端ない精神力だと思います。私はもうやらないと思います(笑)。1日20語のペースが結局続けやすいのではないかなぁ、これは失敗談です(汗)。このときの気持ちを表すと「Ankiの海に溺れている」感じ。溺れるが本当にぴったりな表現です。単語の海で息ができないって感じです。

【さらに単語帳を増やした期】
そんなことをしているうちに②極限1の新規も残り少なくなってきたので今度は④英検準一級のデッキを作って学習を始めることにしました。これもハイペースで進めましたが、元々収録数が少ないし保留も400語近く入れることが出来たので一級よりは大変じゃなかったけど、これもやばい日は1,293枚めくったりしています。
③英検一級と④準一級の新規は1ヶ月〜40日くらいで終わり、その後も復習を続けていくことになりました。
その後は「早く新規の単語を覚えたいけど、今の状態にさらに新規を追加するのはリスキーだな」と思って①〜④の復習枚数が落ち着くまで堪えていました。これらが落ち着くまでも大変だったかも。実はパス単準1級は「もういいかな」と思ってやめていた時期もあったのですが、少し時間が空いてたまに学習をすると忘れまくり&間違えまくりで凹んだのでまた学習をはじめました。やめどきが分からないなぁと思いながら毎日続けていたらどんどん復習枚数が少なくなり負荷が低くなってきて「むしろやめなくて良くない?」となったのでやめてないです。毎日の課題が10以下になってきたら学習頻度は落としてもいいのかも。

【現在:ゆるやか期】
そして今、⑤をはじめて3ヶ月くらいになるのかな。これも新規カードは20語/日で進めています。今のところ、すごく良い感じで進められていると思います。【頭おかしい期】に頭おかしいくらいカードをめくっているのが功を奏したのか、最近の学習はあまり負荷を感じずに進められています。

デッキはどの様に用意しているのか?

③④は自作です。私はある方のnote記事を参考にしてデッキ作成をしましたが、今はそのやり方はおそらくできないようになっています。デッキの作り方はは過去記事にも記載がありますが、著作権に関わる場合もありますので書籍データを扱う際は必ずその著作物をセットで購入しておきましょう。

①②④についてはTwitterのフォロー/フォロワーさんであるサシシ(@sashishi_EN )さんが1年半前にAnki参入のハードルを低くする活動をされており、その際に教材のデッキ作成を代行いただきました。この方(Twitterでは神様と呼ばれることも)がいなければ私のAnki LIFEはありませんので、本当に感謝です。本当にあのタイミングではじめて良かったと思うし、こんなすごいものをやらずに死んでいた未来もあったのかと思うと(パラレルワールド的な)ゾッとします。それくらいAnkiの力は絶大なので、興味がある人はぜひAnkiを始めて欲しいなぁ。


1年で8,000語語彙が増えて15,000語レベル〜になるとどうなるんですか?

こうなります

ドラマや映画

知らない単語がほとんどなくなります。映画とかドラマ(ニュースも)が聞き取れなかったのってリスニングの問題もあるけど単語をそもそも知らないっていうのもでかかったんだなぁ、というのに気づく。単語が分かるとかなり理解度は上がります。でもイディオムとか口語表現でつまづくことは多々あるのでまだ「洋画字幕なしで全部分かる」までの道のりは長いです・・(笑)

洋書

200ページくらいの児童書であれば1冊あたり辞書を引く回数は20回くらいに抑えられます(意外と多い?!)。知らない単語はまだまだ出てはくるのですが、重要語を抑えられているので後は文脈で推測できる様になるんですね。文脈で推測できる様になる、というのは色んな多読のHow to本にも書いてあるし、いろんな先生が言ってるからそういう現象が起こり得るということを自分が中学生くらいの時から認識はしてたんだけど(母国語なら無意識に起こってるだろうし)、いまいち英語で「文脈で意味が推測できるようになる」ということにピンと来ていませんでした。いやいや、分からんもんはわからんのよ、と思っていたんだけれども。今回語彙レベルが15,000〜18,000語くらいになってやっと児童書の未知語を推測しながら辞書なしで読み進めることができるようになりました。多分、1ページあたりの未知語彙がグッと少なくなって初めて推測というのができる様になってくるんじゃないかな。洋書クラスタの皆さんが「洋書を楽しむ目的で読むなら簡単な洋書から読み始めろ」と口を酸っぱくしておっしゃるのはこのためだと思う。

TOEIC

知らない単語はほとんど出てこない。細かい固有名詞に使われている単語まで分かるので、メールのドメイン見ただけで話の内容を推測できるようなこともある(かなり便利)。でもこれは1年くらい(12,000語〜)前からそうかも。

英検

後で2021年1月の英検の問題を解いてみたいと思います。

この記事は後編に続きます

自分語りはここまでにして、次からはAnkiの進め方、行き詰まったときの対処法、なぜここまで続けられているのか、みたいなことを書いていきます。お楽しみに〜。

ちなみに、この記事を見て「え、Ankiやってみたいんだけど!でもやり方がわからない(絶望)」と思った方は下記の記事を読んでみてね。
<参考>Ankiはパソコン詳しくないとできない・・と思っている人のために超優しくAnkiの説明! - ねこんの英語ブログ | TOEIC・英検・Anki・海外旅行・マルタ留学



最後に、単語帳①〜⑤のリンクを貼っておきます。

[asin:4010947020:detail]
[asin:B074MD9QCB:detail]