ねこんの英語ブログ | TOEIC・英検・Anki・海外旅行・マルタ留学

英語ができるようになりたい、英語話したい、資格取りたい、海外旅行行きたい、という人のブログ。作者はTOEIC985&英検一級。Ankiヘビーユーザー

ロゴフィリア買ってよかったわ、というわけでレビュー

上級英単語ロゴフィリア買った


これ↑
Twitterでよくおすすめの書籍が流れてくるんだけど、単語系はあんまり買わないようにしてたんですね、それはなぜかというとAnkiやってるから浮気しないようにしなきゃ(一途❤️)というのと、Distinction2000, 1100words you keed to knowも途中で終わってるのでまずそれ終わらせな(←全然一途じゃないじゃん笑)、とかいう気持ちがあって買えなかったというわけ⭐️

だがなぜこの書籍を購入したかと言いますとですね、この単語帳が他の単語帳と一線を画す特徴があったからなんですね。それは「一つ一つの単語に語源やトリビアの解説がついている」ということ!!!

私はAnkiで1日20語新しい単語を2年覚え続けて2年で12,000語の単語を覚えたという語彙狂い系女子なのですが、
*Ankiについてはこちらの記事などを見てねAnkiアプリで10,000語覚えた

その単語の覚え方としては

①英単語と日本語の意味を何回も見る(Anki)

②画像を見る

③例文とかvocab.comを見て使われ方とか探す
(ここでうっかりトリビアが見つかることも)

④語源を見る

って感じなんですね。この覚え方には賛否あると思うんですけどそこは置いておいて、
①で覚えられればそこでその単語についての学習は終わりだし
覚えられなければ②へ行き
さらに覚えられなければ③へ行き
そして④は最後の手段なわけですわね。

語源まで遡ると圧倒的に覚えられる理由としては説明するよりこれ見てもらいたいんだけど


じゃ最初から全部語源見りゃいいじゃん?と思ったそこのあなた!!!
時間かかるし割とめんどいんですよねー・・・(怠惰)
1日20単語新しいの覚えて、Ankiでは数日前に学んで記憶が曖昧になってるのもいっぱい出てくるわけで…
全部いちいち語源やトリビア調べてられるかい!!!ってなっちゃうんですよね。あと、語源を調べるときは最近Etymonline - Online Etymology Dictionaryを見ることが多いんだけど、このサイト英語なので、読んでも「はて・・?」「・・で?」てなることもあるんですねw 理解力の問題もあるし、ちゃんと読めてもモノによってはあんま参考にならないということもあったりで。「語源:不明」とかもあるしw


でもこのロゴフィリアを買うとどんなことが起こるかというと、


掲載されている全単語に語源とかトリビアの解説が日本語でついてる!!!!
え?神様なの??ってことなんです。
やらないといけないめんどいことを最初からやってくれててしかも日本語で読める!!!!!!
すごくなーーい??(←何キャラなのか。)

ちなみにこういった解説は私も生徒さんに対してやってるんですね、単語テストをして生徒さんが間違えた単語に対して

トリビア送ったり
・語源送ったり
・画像紹介したり
・実際に自分がこんな文脈で使ったことあるよ!と紹介したり
・この単語は英作文でこんな風に使うとイケてるよ!紹介したり
・映画のこのシーンでこんな文脈で出てきてるで!と紹介したり

とかしてるんですね

この解説がわりと好評で、単語をよく覚えられましたとアンケートでも答えてもらえたりしていて。
だから、ロゴフィリア購入前にこの本のコンセプトを知った時に自分の考えてることとすごく合ってるなと思って買おうと思いました!!!!


でも買わなかったの←買わなかったんかい


その理由としては、また積んだだけになったらやだなー、子供も生まれたばっかりだし読めないかもー、他にも読みたい本いっぱいあるしー
的な

そんな矢先に目にしたのがののさんのこのツイート


これ見たときに

・テーマに今時感あって面白そう
・英作文のお題に使われそうなのばっかりでなんか使えそう
と思って。
あと目を惹かれたのは「Chapter10 文学・古典作品」のセクション。私は古典とかが苦手で避けてきているような人間ですので、日本語訳つきで読み進めることで少しでも文学の門が開いたらいいなーみたいな淡い期待を抱きました(そういえばニュースも読むの苦手だったわ・・)。このツイートが決定だとなってついに!!!!!購入を決めました!!!!

で、買ってみてどうだったかまとめ
とりあえず全部読まないことにはレビューできないなということで全部読もうと思ったんだけど最後のチャプターの古典文学は時間かかりそうなのでその前(チャプター1〜9)までは全部読みました!!!!!!

1. トリビア、文句なく良い

単語に対するトリビアをまとめて読めるのって本当に便利、ってかこれ作るの本気で大変だっただろうなあ…ありがとうございます!!!って思いました 掲載単語は8〜9割は既知単語だったので「このトリビアのおかげで単語爆覚え!!!」みたいなことはなかったんですけど(なかったんかい)、既知単語に対してより理解を深めることができた感はすごいあります。
また、別に語彙オタクとかじゃなくても普通に読み物としても面白いです。うちにきた友達(TOEIC700点近くのバリキャリ女子)もこの本手にとって「おもしろーい、こういうのっていいよね」って言ってました。雑学おもしろ百科みたいな感じ。

↑ワイの小学生時代の愛読書、調べたらAmazonで1円で売ってたw
こういう本好きな人はロゴフィリアも多分楽しいと思う!

2. ニュース読む練習ができる!

前述したとおりニュース読むのが苦手なんですけど、ロゴフィリアで扱っている時事ネタはすでに情報としては知っている話ばかり、つまり背景知識がある状態で英文を読み進めることになるのでとっつきやすいです。あとその時事ネタの鮮度がすごいのよ、これこないだテレビでやってたニュースじゃね??みたいなことが普通に出てくるわけ。で、新しいネタだから新しい言葉とかも出てくるんだけどちゃんと訳があるから安心❤️ニュース読むハードルは低くなった気がします!!!!!!気がしてるだけかもしれないけど気がしてる!!!!!(壊)

3. 英作文に使えるネタ満載

扱っている題材がいわゆるcontroversialというか英作文の題材に使えそうなものが多くて(ってか実際に過去の英検や大学入試などで使われていた題材もバンバンあるよね)、英作文にそのまま(とか語彙を入れ替えるだけで)使える表現がたくさん見つかりました。
読んでて「これこれー!!このまま英作文に使えるやないかー!!」というのがかなりあり初めて英文を写経したいと思いました。めんどぐさがりの私に写経したいと思わせるってすごいことですよこれ笑、それだけ英作文で使えそうな表現満載だったっつーことなんですね。これから英作文の題材になりそうなホットな話題もあったのでとても参考になりました。

4. 見出し語以外にも学びがたくさん

見出し語ももちろんタメになるのですが、見出し語以外でも「こんな使い方するんだ」みたいな単語をいっぱい見つけることができました。

die a 〜 death 〜な死に方をする
≪法≫ hold 判決で述べる、判断する

とかさ

最近自分の課題に思っているのが「簡単な単語なんだけど、用法知らないから読めない/訳せない」みたいなことで、こういうのって訳がないと辞書で調べてどれが該当するか見るの結構時間かかるので、訳みてから辞書で用法探せるのは助かる!時短になりますわね。

5. 固有名詞学べる

The Supreme Court 最高裁
the Eighth Amendment 憲法第8条
The Federal Trade Commission 連邦取引委員会(FTC)

こういうのとか、英語のニュース読んでも訳はないから結局なんだったの?あーなんかよくわかんないけどなんかの組織な、知らんけど、ってなりがちじゃない??訳あるから覚えられる!!!一回ちゃんと覚えたら次ニュース読んだ時とかもしっかり理解できるわけじゃん?それがいいなと思った!!

6. クイズがついている

全てのパッセージに3問クイズがついているんですね。これが良いです。何がいいかって、ちょっと読解が難しいな、日本語見てもよくわかんないな、というときにそのクイズの答えが読解を助けてくれることがあるんですね。クイズの答えを見てやっと「あーそういうこと言ってたのか」と分かるみたいな。長文読んでもつい流し読みになっちゃってて結局頭に入ってない、みたいなことがよくある人は理解度確認チェックとして使えるので良いと思うんです。

難易度はどんなもんか?どんな風に進めている?

単語はロゴフィリアの帯にも書いてあるとおり準1とか1級の単語がバンバンでてきます。そのほかに今時の言葉みたいなのも出てくるところがすごく良いですね。TOEICでは出てこないけど現実の世界ではバンバン出てくる固有名詞とか。
パッセージの難易度は記事によってまちまちで、うわ何これ死んだ・・ていうのもあればあっこれは何も調べずに読めた!!みたいな感じです。
ただ「今日からbe動詞の勉強はじめるんやで!!!!」みたいな人はまだやめといてもいい気がしますね・・文も難しいし、語彙もそれなりなので。やっぱり感覚的には英検の上位級を目指していくような層が手に取ると感動が大きいんじゃないかな〜と思いますわねえ。うるせえ!!俺は単語のトリビアだけ知りたいだけなんだー!!!っていう人はそれはそれでアリなんじゃないかと思います。ただそれだけで単語が爆発的に増えるかどうかはどうなんでしょうかな。多分パッセージと絡めた方が覚えやすいはずなんで。

さて、私なりのこの本の進め方ですが1周目としてまずはパッセージを精読しております。前述したように見出し語で知らない単語っていうのはほとんどないので単語を覚えるというよりは知っている単語がどんな文脈で使われているのかを確認したり、見出し語以外でもパッセージ内に出てきてスッと訳せなかった表現とか、知らなかった使い方の単語、またど忘れ/知らない単語などをどんどんAnkiに登録しています。ちなみに読んでいて分からないところ、たくさんありますが修行じゃないので一生懸命英文解釈とかはせず笑、すぐに訳を見てから構造を考えるようにしています。それでクリアになることもあるし、それでも少し考えないといけないこともあるので決して簡単なわけではないです。それだけ学びが多いとも言えます。

もうすぐ1周終わる(はず)なので、2周目はAnkiを回しながら1周目にスッと読めなかったところがちゃんと読めるようになってるか確認したり、あとはディクテーション・シャドーイングや写経も取り入れたいですね。とりあえず今古典物語のセクションに入ってますが激ムズなのでなんとかしないといけない。

というわけですごく良いです、おすすめ!では!!!