ねこんの英語ブログ | TOEIC・英検・Anki・海外旅行・マルタ留学

英語ができるようになりたい、英語話したい、資格取りたい、海外旅行行きたい、という人のブログ。作者はTOEIC985&英検一級。Ankiヘビーユーザー

洋書多読で1つの節目と言われている100万語達成したので何読んだとか色々書いていく

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本格的に洋書読みを始めたのは2020年

Twitterのみなさんの影響で2019年頃から洋書には触れていたものの、なかなか習慣化できないでいました。軌道に乗り始めたのが「Goodread」という読書した本を記録していくアプリに登録した2020年。ただ、多読と言えるほど全然読んでいないのですが一応100万語超えたので、記念にブログ書こうかなーと思いました。

こんな本を読みました
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2019年から約2年半で16冊。遅いです・・。
語数は読んだ後「語数検索 洋書」とか検索して1番上に出てきたサイトで調べました(全部同じサイトで調べたわけではない😅)


2020年に読んだ本はすでに過去記事で紹介していました↓
2020年に読んだ洋書7冊を紹介するよ!やばいやつは読み終わるのに半年以上かかっていますw - ねこんの英語ブログ | TOEIC・英検・Anki・海外旅行・マルタ留学
久々に読んだけどなんて良い記事なんだ・・・(自画自賛

今年読んだ各々の本の紹介はまた年末にするとして、この記事では「100万語読む中でどんな風に洋書との付き合い方が変わっていったか」
というのを語彙学習と絡めてお伝えする記事にしようと思いました。
私はみなさんもご存知のように2019年夏頃からAnkiを初めて、語彙を増やしています。
具体的には
究極の英単語vol.4(9001-12000語)
   ↓
パス単英検1級&準1級
   ↓
極限の英単語vol.1(12001-15000語)
   ↓
極限の英単語vol.2(15001-18000語)
という順番で単語帳を回しており、これらの単語帳を今でも毎日回しています。

さて、これらの単語学習が洋書読みにどう役立ったのか検証していきましょう

2019年(Anki生活スタート時〜究極の英単語vol.4をひたすら回し続ける)

2019年夏より究極の英単語vol.4を開始しました。この時代は子供向けとヤングアダルトの本しか読んでいませんでした。このくらいのレベルであればパス単一級か究極の英単語vol.4を仕上げていれば辞書を引くタイミングはおそらく少なかったのではないかなと思います。最後に読んだ本は文字数は多かったのですが辞書を引かなくてもほとんど大丈夫だったような記憶があります。(ただ結構前なので記憶曖昧ですすみません・・)

しかし2019年に読みはじめた大人向けの本「Smoke and mirrors」は全く歯が立たず、1ページあたり辞書を10回以上引くような有様でした。(過去記事参照:2020年に読んだ洋書

2020年(究極vol.4に加え極限の英単語vol.1, パス単1級, 準1級, 極限の英単語vol.2の学習を段階的に開始)

2019年に難しすぎて撃沈した「Smoke and mirrors」。2020年になって極限の英単語vol.1を進めている途中でまたこの本にチャレンジすることになるのですが、あまりに極限に出てきている単語ばかりで感動しました。しかしながらまだまだ分からない単語はありまくり、辞書引く回数は減ったけどまだまだ引きまくり、という感じです。結局この本を読み終わるのに7.5ヶ月もかかっています(涙)。

一方で2020年に児童書を読んだ時に、「極限に出てきているような難解な単語はあまり出てこないな」、と思いました。大人向けの本との違いを感じました。出てきたとしてパス単一級や究極vol.4がチラホラといった感じ。ですから、まずはダールなどを読んでみたいと思ったら10000語以上の語彙を頑張って覚えまくる必要はないということが言えます。最近話題の英検スーパーキッズ(準1〜1級)みたいな子たちが普通に読める本だということも言えますね。逆に言えばこれらの本をすでにスラスラ読めている方は、結構語彙があるのかもしれません(おっ、今テキトーなこと言ってるぞ、特にソースはないので気をつけてくださいw)

2021年1〜6月(2020年に回していた5つの単語帳を継続して学習・新規はなし)

2020年終わりから極限vol.2を覚え始めて、2021年に児童書を読んだ時の正直な感想は「極限の単語があまり出てこないから単語の勉強にはならないかもな(会話表現やイディオムはかなり勉強になる)」という感じです。(ちなみに、それでも分からないものは出てくるもので全く辞書を引かないという事はない)。後は読むスピードが上がっていることに気付きました。どのくらいかと言うと、「チャーリーとチョコレート工場」を4日で読めるくらい。
*追記 ハンガーゲームは結構語彙が難しかったです。サバイバルゲームなので草花食べたりするので、草花の名前とか色々出てきたかも。でも知らなくても文脈で草花のことを言っている、というのが分かれば読み進められる。


そこで、大人向けの本を読んでみることにしました。すると出てくる出てくる、極限vol.1-2の単語のオンパレード。分からない単語もあるので辞書で調べることも。ここで気づいたのが、「大人向けの本なのにあんまり辞書使ってないかも!?」ということ。

2020年に大人向けの本を読んだ時は辞書を引きまくって辞書を引くことがストレスになったり辞書を引くのに時間がかかりすぎて内容が分からなくなったりしていたのに、2021年になると辞書を引く回数がめっぽう減り、外出先なら引かなくてもまあなんとなく推測して読み進められるレベルになっていることが分かりました。(ただし、2020年に読んでいた大人向けの本が「Smoke and mirrors」という特に難しいものだったというのは考慮しないといけないが・・)大人向けの本をやっと純粋に楽しめるようになってきたのかな、そんな風に感じました。

このレベルで語彙数は大体15000語を超えてきていると思います。

辞書は引いたほうが良いのか

多読でよく聞くやつですよね。私は昔っから辞書引いてますね・・。辞書引かないと話の流れが全く分からず迷子になってしまうときは絶対に引きます。これは多分花の名前だからいっか、みたいなやつは辞書引かない時もありますが、花の名前もたくさん覚えた今だから言える事は、花の名前を調べなかったせいで後から重要なシーンで「あ〜〜だからこの種類の花だったわけね!!!」みたいな感動は味わえないということになります。(結構そういうことはある)そのストーリーの理解度がその単語を調べなかった分薄まってしまうということです。
ですから今もできるだけ辞書を使うことを心がけています。心がけているというより辞書を引くようにもう手が動いてる。でも明らかに前後の文脈から推察できるから調べんでもいっか、みたいなやつもあるのでそれは調べません。

多読は「辞書引かずにどんどん読み進めよう」、っていうのが基本の教えだと思うんですけどそうしたい場合はかなりレベルを下げる必要があると思います。分からない単語だらけのものを読み進めようと思っても途中で迷子になって読み進めることができなくなると思うんです「ワタシ・・・何やってるんだろう・・・」みたいな気分になると思います。
多分、「ちょいちょい分からんかも⭐️」くらいの本を選ぶべきなんだと思います。

そうしないと私が「Smoke and mirrors」読んだときみたいに1時間のうち半分は辞書を引いていて進んだページは2ページ、みたいなことになりかねません。その時辞書で引いた単語なんて復習しなければ覚えるわけないので勉強にもなりません。ただストレスがかかって辛い気持ちになる、ということになるのであんまりオススメできない読み方です。

理想は「ちょいちょい分からんけど全体的には全然イケる」くらいのレベルで、楽しく読める本に出会えると良いですよね。
また、多読の教えではそのくらいのレベルのものを大量に読んでいると自然と単語も覚えている、という感じかなと思うのですが、私のやり方はおそらくそれの真逆を行っていて「大量に単語帳で単語を覚えた後に、その単語の生きた姿を洋書で捉えに行く」といった感じです。覚えた単語が実際にストーリーの中で出てくると図鑑で見ただけの動物を初めて生で見たときのような感動があります。その衝撃と一緒にその単語への理解度がより深くなるので嬉しいですね。多読と語彙学習が交差する嬉しい瞬間の1つです。

また、「どんな本が読みやすいか?」という観点で1つお話しすると、私の少ない経験上「普通の世界に住んでいる人たちの話」が一番読みやすいです。これがファンタジー系の話になるとまず「何この設定?!?!」みたいなところから始まるので、その世界の設定を理解するのに大変でした。また、浮世離れした単語が出てくる率も上がるので語彙の難易度もそれだけ高まるということになります。
私が2021年に読んだ本は現代社会に生きる人間が出てくる話だったので比較的読みやすかったはず。

Twitterにはもっともっと難しい本をすごい速さで読んでいる方々がごまんといらっしゃるので、そういった方々はご自身が認識されていないだけで(されている方もいるかも)ものすごい語彙数(30,000とか)だと思います。


最後に私が読んだダールの本をご紹介🌟

*ダールとは?
ロアルド・ダール。イギリスの作家であまりにも有名。特に児童書が有名で定番中の定番と呼ばれている。ネイティブであればほとんどが幼少期に読んでいるため読んでおくと「私もあの本子供の頃めっちゃ好きだったんだよね!!!」的な話になり絶対に盛り上がることができる(今までに盛り上がったこと3回ある、全部女子だけど・・)。どれもファンタジー要素があるのでどんな話か、あらすじだけ簡単に掴んでおけば楽に読み進めることができると思います。

チャーリーとチョコレート工場

これは私が読んだ中では一番簡単かもしれません。ファンタジー要素はどうしてもあるので、洋書初心者の方はあらすじだけは先に見ておいて世界観を把握しておくとより読み進めやすいかも
映画もあります(私が若い頃に流行ってたけど、実はいつも寝ちゃって最後まで観たことない・・笑)

James and the Giant Peach

これは、でかい桃の中に乗って旅をするという話なんだけど、私はこれを読んだとき「桃太郎的のオマージュ作品か・・?」と若干疑いました。それで調べたのですがそんなことは全く書いてなかったので多分違うのでしょう。

これは結構薄い本で、難易度も高くないと思った

Matilda

これもそこまで難易度高くないと思います。めっちゃ賢い女の子が超意地悪な両親のもとに住んでいて、色々と不思議なことが起こる的な。ダールの話で盛り上がったネイティブの3人中2人が「ダールの中では一番好き」と言った話。

Witches

The Witches

The Witches

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これはちょっとだけ怖い話。こわーい魔女に殺されないように頑張ろう、みたいな話←適当か
上記に紹介したものと比べると少しだけ難易度は上がる気がする。でもめっちゃくちゃ面白い。私は一番好きかも。ダールの話で盛り上がったネイティブの3人中1人が「ダールの中では一番好き」と言った話。

BFG

The BFG

The BFG

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これは「イイ話」みたいな感じ。冒頭3つの話よりは少しだけ難易度上がるかも。理由は、主人公の巨人がちゃんと教育を受けていなくて、喋るときの文法とか単語を間違いまくってるので、間違っているものを読みながらその人が言いたかったことを推測しながら読まないといけないので他のものよりは難しいですね。


もし興味があればぜひチャレンジしてみてください。

終わりに

100万語読んだから何かいいことがあった、という事は特になかったのですが、確実に読むのが楽になっていく感覚はありました。多分まだまだ難しい本というのは無限に存在するので撃沈するタイミングは出てくることかと思いますが、少しずつ読めるジャンルを増やせるように緩く洋書読みは続けていきたいなと思います!
特に他に言いたい事はないのでここで終わります(変な終わり方)。


この記事の中で何度も出てきたAnkiや語彙学習に興味がある方は下記の記事をぜひご覧ください🌟
ryugaku-summer.hatenablog.com